三宅 春楼 みやけ しゅんろう
   

(本意宿東林)
(因聴子賎琴)
(遥知大小朗)
(己断去来心)
夜静渓声近
庭寒月色深
(寧知塵外意)
(定後更成吟)




夜 静かにして 渓声(=)近く
庭 寒くして 月色深し

              酬普選二上人    (厳維)
27.4p×96.9p

正徳2年(1712)生〜天明2年10月9日(1782)歿
 名は正誼、字は子和、通称は才次郎、春楼と号した。大坂の人で、三宅石庵の子。
 宝暦8年(1758)、二代目学主中井甃庵の死去に伴い、その遺言によって中井甃庵の跡をつぎ,懐徳堂の三代目となる。
 春楼は、石庵の時に定められた「定約」(懐徳堂の学則)に漏れている事柄や実情に合わなくなっている点を書き加え、新たな学則として定めた。病弱だったと伝えられており、際だった学問的業績は残していないが、初期懐徳堂の発展に努め、在職25年におよんだ。
 「春楼」の下に、白文の「三宅正誼」、朱文の「春楼」の落款印が押されている。

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http://kotobank.jp/word/%E4%B8%89%E5%AE%85%E6%98%A5%E6%A5%BC
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%87%90%E5%BE%B3%E5%A0%82
http://www.hachikenya.org/kiji/text/10057_110808.shtml


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